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ホームページが改ざん・不正ログインされたときの対処法|最初にやること・やってはいけないこと

ホームページが改ざん・不正ログインされたときの対処法|最初にやること・やってはいけないこと

「ホームページを開いたら、知らない海外のサイトに飛ばされた」
「お客さまから『御社のサイトがおかしい』と連絡があった」
「心当たりのないログイン通知が届いた」

このようなときは、ホームページが改ざんされたり、不正にログインされたりしている可能性があります。

慌てて自分で直そうとすると、かえって被害が広がったり、原因がわからなくなったりすることがあります。この記事では、気づいた直後にやること、やってはいけないこと、復旧までの流れを、順番に解説します。

今まさに困っている方へ

まずは「最初の1時間でやること」だけ読んで、行動してください。
すぐに相談したい場合は、お電話ください。

受付時間:平日9時〜17時

こんな症状は要注意

次のような症状がひとつでもあれば、改ざんや不正ログインを疑ってください。

ホームページの表示

  • 知らないページ、文章、リンクが追加されている
  • ページを開くと、海外のサイトや別のサイトに転送される
  • スマートフォンから開いたときや、検索結果からクリックしたときだけ、別のサイトに転送される
  • 表示が崩れている、真っ白になる

検索結果

  • 自社のサイトの検索結果に、ブランド品や医薬品など、心当たりのない内容が表示される
  • 検索結果に「このサイトはハッキングされている可能性があります」と表示される
  • Google Search Consoleに「セキュリティの問題」の通知が届いた

管理画面・通知

  • 心当たりのないログイン通知が届いた
  • 知らない管理者ユーザーが増えている
  • パスワードが変わっていて、ログインできない
  • 知らないプラグインが入っている

外部からの連絡

  • サーバー会社から「迷惑メールの送信」や「不正なファイル」の通知が届いた
  • お客さまや取引先から「サイトがおかしい」「変なメールが届いた」と連絡があった

改ざんの中には、管理者が自分のパソコンで見たときは普段どおりに表示され、お客さまにだけ別の内容を見せるものもあります。
「自分の画面では問題ない」と思っても、スマートフォンや社外のネットワークから確認してください。

最初の1時間でやること

1. 状況を記録する

直す前に、まず記録を残します。原因の調査や、警察・サーバー会社への相談に必要になります。

  • おかしな表示のスクリーンショット(URLが見える状態で)
  • 気づいた日時と、気づいたきっかけ
  • 届いたメール(ログイン通知、サーバー会社からの通知など)は削除せずに保存
  • 最近ホームページで行った作業(プラグインの追加、更新など)

2. 社内で共有し、対応する人を決める

社長とホームページの担当者で状況を共有し、外部との連絡窓口を1人に決めます。
お客さまから問い合わせがあったときに、誰がどう答えるかもあわせて決めておきましょう。

3. 制作会社・保守会社・サーバー会社に連絡する

保守契約をしている会社があれば、すぐに連絡します。サーバー会社にも、改ざんの可能性があることを伝えましょう。サーバー会社によっては、不正なファイルの調査や、アクセスの一時停止に対応してくれることがあります。

連絡先がわからない場合は、サーバーやドメインの契約書類、毎月の請求書などを確認してください。

4. お客さまへの被害を止める

別のサイトへの転送や、ウイルスの配布が疑われる場合は、お客さまが被害にあわないよう、ホームページの公開を一時的に止めることも検討します。

  • サーバーの管理画面で、サイト全体にアクセス制限をかける
  • サーバー会社や保守会社に、公開の一時停止を依頼する

公開を止めると、その間は問い合わせや予約を受けられません。業務への影響と、お客さまへの被害の大きさを比べて判断してください。迷う場合は、専門家に相談しながら決めましょう。

5. パスワードを変更する

次のパスワードを、すべて変更します。

  • WordPressの管理者(ほかの管理者・編集者のアカウントも)
  • レンタルサーバーの管理画面
  • FTP
  • ドメイン管理会社
  • 同じパスワードを使い回しているほかのサービス

変更は、ウイルスに感染していないことがはっきりしている端末から行ってください。パソコンがウイルスに感染していて、パスワードが盗まれた可能性もあるためです。新しいパスワードは13桁以上で、英字の大文字・小文字、数字、記号を組み合わせます。

なお、パスワードの変更だけでは解決しません。攻撃者が裏口となるファイルを仕掛けていると、パスワードを変えても再び侵入されます。次の「復旧と再発防止の流れ」まで必ず行ってください。

やってはいけないこと

やってはいけないこと理由
慌ててファイルを削除する、WordPressを入れ直す原因を調べる手がかりが消え、侵入口がわからないまま再び改ざんされる
バックアップから戻して終わりにする侵入口がふさがれていないため、同じ方法で再び改ざんされる。戻したバックアップ自体が改ざん後のものの場合もある
「そのうち直る」と放置するお客さまが詐欺サイトに誘導されたり、ウイルスに感染したりする。検索順位や会社の信用も下がる
ウイルス感染が疑われるパソコンで作業を続ける新しいパスワードまで盗まれるおそれがある
お客さまからの問い合わせに、推測であいまいに答える事実と違う説明は、あとで信用を大きく損なう

復旧と再発防止の流れ

改ざんからの復旧は、「元に戻す」だけでなく、どこから入られたかを突き止めて、入口をふさぐところまでが一続きの作業です。

  1. 被害の範囲を調べる:改ざんされたファイル、知らないユーザーやプラグイン、サーバーのアクセス記録(ログ)を確認します
  2. 不正なファイルを取り除く、または改ざん前のバックアップから戻す:いつ改ざんされたかを確かめ、それより前のバックアップを使います
  3. 侵入口をふさぐ:WordPress本体・テーマ・プラグイン・PHPを最新にし、使っていないプラグインやテーマを削除します。すべてのパスワードを変更し、2段階認証を設定します
  4. Googleに修正を伝える:Search Consoleに「セキュリティの問題」が出ている場合は、修正後に「審査をリクエスト」します。警告が消えるまでには、数日以上かかることがあります
  5. しばらく様子を見る:再び改ざんされていないか、数週間は表示やログイン通知を確認します

1〜3は専門的な作業です。WordPressやサーバーの操作に慣れていない場合は、専門家に依頼することをおすすめします。

届け出と、お客さまへのお知らせ

個人情報が漏れたおそれがある場合

お問い合わせフォームの内容、予約情報、会員情報などがホームページに保存されていた場合は、個人情報が漏れたおそれがあります。

個人情報保護法では、次のいずれかにあたる場合、個人情報保護委員会への報告と、本人への通知が必要です。

  • 要配慮個人情報(病歴など)が含まれる
  • 財産的な被害が生じるおそれがある(クレジットカード情報など)
  • 不正の目的で行われた漏えい等(不正アクセスによるものなど)
  • 1,000人を超える漏えい等

委員会への報告は、気づいてからおおむね3〜5日以内が目安とされています。不正アクセスによるものは人数に関係なく対象になりうるため、早めに確認してください。判断に迷う場合は、個人情報保護委員会の窓口や弁護士に相談しましょう。

参考:個人情報保護委員会「漏えい等報告・本人への通知の義務化について」

警察・公的機関への相談

相談先内容
沖縄県警察(サイバー犯罪の相談窓口)被害の届け出・相談。警察庁のオンライン窓口(e-Gov電子申請)からも受け付けている 【要確認:沖縄県警察の窓口の電話番号】
IPA「企業組織向けサイバーセキュリティ相談窓口」被害にあったときの初動対応の助言、対応できる専門業者の紹介。メールで相談(cs-support@ipa.go.jp)。調査・解析は行っていない
利用しているサーバー会社不正なファイルの調査、アクセスの一時停止など。対応はサーバー会社によって異なる

参考:警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」、IPA「企業組織向けサイバーセキュリティ相談窓口」

お客さまへのお知らせ

お客さまが被害にあったおそれがある場合は、ホームページやメールでお知らせします。
お知らせには、次の4点を入れます。

  • 何が起きたか(わかっている事実のみ)
  • お客さまへの影響と、お願いしたいこと(「当社を名乗るメールは開かないでください」など)
  • 会社としての対応状況
  • 問い合わせ先

わかっていないことを推測で書かず、調査中の内容は「調査中」と書きます。状況がわかり次第、続報を出しましょう。

いざというときに慌てないための備え

改ざんされたときに被害を小さくできるかどうかは、日頃の準備で決まります。

  • 緊急連絡先をまとめておく:サーバー会社、ドメイン管理会社、制作・保守会社の連絡先と契約者名を、1枚にまとめて社内で共有する
  • ログイン情報の保管場所を決める:担当者が不在でも、誰かがサーバーにログインできる状態にしておく
  • バックアップをサーバーの外にも保存する:改ざんに気づくまでに時間がかかることもあるため、数か月分さかのぼれるようにしておく
  • Google Search Consoleに登録する:改ざんやセキュリティの問題を、Googleがメールで知らせてくれる
  • ログイン通知を受け取る:CloudSecure WP Securityのログイン通知をONにして、心当たりのないログインにすぐ気づけるようにする
  • 基本のセキュリティ対策を続ける:WordPress・PHPの更新、パスワードの強化、2段階認証を行う

対策の全体像は「ホームページのセキュリティ対策、今すぐ確認したいこと」で、チェックリストとあわせて解説しています。

すぐに相談したい方へ|オービックの緊急対応

「改ざんされているかもしれない」と思ったら、まずお電話ください。
状況をお聞きし、今すぐやるべきことをお伝えします。

対応できること

  • 改ざん・不正ログインの状況確認
  • 不正なファイルの除去、バックアップからの復旧
  • WordPress・PHPの更新、セキュリティ強化(再発防止)
  • Google Search Consoleへの審査リクエスト

状況を確認のうえお見積もり、対応: 平日9時〜17時。他社が制作したホームページもご相談いただけます。状況を確認のうえ、対応できない場合はお断りすることがあります。料金は状況を確認してからお見積もりします。

お問い合わせはこちら

まずは「最初の1時間でやること」だけ読んで、行動してください。
すぐに相談したい場合は、お電話ください。

受付時間:平日9時〜17時

相談の際に、次の情報をお伝えいただくと、対応が早くなります。

  • ホームページのURL
  • 気づいた日時と症状(スクリーンショットがあればその画像)
  • 利用しているサーバー会社
  • WordPressの管理画面にログインできるか

改ざんを未然に防ぎたい方には、PHPのバージョンアップ作業とセキュリティ強化作業をセットで行っています(詳しくはこちら)。

よくある質問

Q. 小さな会社のホームページでも、改ざんされることはありますか?

A. あります。攻撃の多くは、ロボットが弱点のあるサイトを自動で探して行います。会社の規模や知名度は関係なく、更新されていないサイトが狙われます。

Q. バックアップがあれば、自分で戻せば大丈夫ですか?

A. 戻すだけでは不十分です。侵入口をふさがないと、同じ方法で再び改ざんされます。また、戻したバックアップがすでに改ざんされたあとのものであることもあります。

Q. ホームページの公開を止めると、検索順位は下がりますか?

A. 短期間であれば、大きな影響は出にくいと考えられます。一方、改ざんされたまま公開を続けると、検索結果に警告が表示され、お客さまが訪れなくなることがあります。

Q. 制作会社と連絡が取れません。どうすればいいですか?

A. まず、サーバーの契約者が誰かを確認してください。貴社が契約者であれば、サーバー会社に直接相談できます。契約状況の確認からお手伝いできますので、ご相談ください。

Q. お客さまには必ず知らせなければいけませんか?

A. 個人情報が漏れたおそれがあり、個人情報保護法の報告対象にあたる場合は、本人への通知が必要です。それ以外の場合も、お客さまが詐欺サイトに誘導されたおそれがあるなら、お知らせしたほうが信用を守ることにつながります。

まとめ

  • おかしいと思ったら、直す前にまず記録を残す
  • 制作会社・保守会社・サーバー会社にすぐ連絡し、必要なら公開を一時停止する
  • パスワードは、安全な端末からすべて変更する
  • バックアップから戻すだけでなく、侵入口をふさぐまでが復旧
  • 個人情報が漏れたおそれがあれば、個人情報保護委員会への報告が必要な場合がある
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この記事を書いた人

稲嶺 盛裕のアバター 稲嶺 盛裕 代表取締役/Webマーケティング支援

2002年に有限会社オービックを創業し、沖縄の中小企業のWeb集客を支援しています。ホームページ制作・運用から、SEO、アクセス解析、Web改善、Web担当者育成まで、200社以上の支援と50回以上のセミナー・企業研修に携わってきました。

現在は、ホームページ改善・AI検索対策・Web担当者育成を中心に、経営者と一緒に「何をやるべきか」を整理し、社内でWeb集客を続けられる仕組みづくりを支援しています。お客さまの声や現場の一次情報を、発信に生かす仕組みの開発にも取り組んでいます。

Podcast「オビラジ」やFMぎのわん「Webラボ」でも、現場で得たWeb集客・AI活用の情報を発信しています。

【専門家登録】
沖縄県産業振興公社・那覇商工会議所・沖縄観光コンベンションビューロー

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