SEOからの集客「指名検索」に対応してますか?

ホームページ制作やネット集客のコンサルティングで、中小企業の社長さんから「検索で1ページ目の上位に表示させたい」「GoogleとYAHOO!から集客したい」と要望が多いSEO対策。

本を買って勉強、SEO関連のオンラインセミナーに参加したけど専門用語多くて… なんとなく仕組みは分かったけど、うちのホームページを具体的に何からやればいいのかと、困っていませんか? 実際、SEO対策って難しいですよね。

今回、ホームページのビジネス活用初心者にぴったりの中小企業・小さな会社向けSEO対策を紹介します。

SEO対策の初級編なので、詳しくない方でも簡単に対策できる方法です。しかも結果(問い合わせ数)がでる対策なので、知らないともったいないですよ。

SEO対策とは?

昭和生まれの方だと印刷物のNTTタウンページで、お店や会社、公共施設などを調べていました。ひと昔前のことですが。(懐かしいです)

今は、「ググる」などの造語もよく聞かれるように、GoogleやYAHOO!の検索窓にキーワードを入力して検索していると思います。もう調べものは印刷物からインターネットに置き換わりました。

「飲食店」や「会社」「買いたい商品」などを調べたいとき、検索結果に様々なウェブサイトが表示され、見出しや説明文を読みながら「ここかな」っと思った見出しをクリックして調べていると思います。

逆にあなたのお客様(見込み客や顧客)が、GoogleやYAHOO!などから検索して、あなたのホームページが検索結果の上位に表示されるように、ホームページを検索エンジン向けに最適化する作業のことをSEO(エス・イー・オー)対策と言われています。

検索エンジンのルールに最適化する作業がSEO対策

SEO対策は検索エンジン向けに「検索キーワード」の内容にぴったりで、利用者(検索者)にとって価値あるページを用意してますよ。といった検索エンジンのルールに最適化する作業をSEO対策と言われています。

ちなみに、日本国内での検索エンジンのシェアは、Googleが約75%、YAHOO!が約15%、MicrosoftのBingが10%程度と言われています。また、YAHOO!はGoogleの仕組み(アルゴリズム)を使っているので、SEO対策は、9割を占めるGoogleに対してSEO対策を注力することが重要になっています。

人員・予算にリソースが限られている中小零細企業は、Google向けにSEO対策を注力することがポイントになります。MicrosoftのBingはサックと対応するだけでいいと思っています。

キーワード検索とは

よくあるケースが飲食店を探すシーンではないでしょうか。中華料理食べたいなと思ったら「中華料理 那覇」といったキーワードをGoogleやYAHOO!からスマホで検索。近くで評判の良い中華料理店を探すと思います。

「施設名」や「職業名」「サービス名」などで検索することがもあると思いますし、土地を持っている方が何かで収入増やしたいなと思ったら「土地活用 コインパーキング」といったキーワードを入力して調べると思います。

このようなことを「キーワード検索」と言われています。SEO対策では「オーガニック検索」「自然検索」で使われることが多いので、知っていると何かと便利です。

指名検索とは

指名検索とは、あなたの会社名や商品名、ブランド名などで検索されることをいいます。

例えば、
・友人・知人からあなたの会社や商品の評判を直接聞いた
・FacebookやInstagramで紹介されていたので気になった
・展示会やショールームでもらったパンフやチラシをみて検索
・営業マンの対応が良かったので名刺を見て検索した
とったケースで、あなたの会社名や商品名、ブランド名を検索することを「指名検索」といいます。

このような方だと、あなたの会社、商品やサービスに興味関心があると思われます。つまり購入や個別商談につながる可能性も高いです。

検索エンジンからあなたのホームページに着地したときの接客(お客さんが見たい、知りたい、訊きたい情報を用意すること)がコンバージョン(お問い合わせや連絡など)につながるか重要なポインになります。

※ホームページの接客については、別のBLOGやYouTubeで紹介しますね

指名検索からのアクセスを増やすことができれば、比例してコンバージョン(お問い合わせや連絡など)も増えることがイメージできたいと思います。

例えば、あなたがアパート建築が得意な建築会社のオーナーなら「アパート建築 那覇」といったキーワードで検索されるよりも「あなたの建築会社名」で検索されることが増えるようにSEO対策に取り組んだほうが「新規の見込み客からの個別相談が増えた」といった望む結果につながります。

「アパート建築 那覇」といったキーワード検索(自然検索・オーガニック検索)は競争の激しく大手企業や有名ブランドも加わって、そのキーワードで上位表示されるために、多額の予算と人員を投入してSEO対策をしてきます。そうなると地方の中小零細企業はまともに勝負すると結果厳しいと思います。

これで、「指名検索」を増やすことが重要であることが分かったと思います。

指名検索を増やすためにやるべきこと

具体的に「指名検索」をもっと増やすために、何をすればいいのか。我々がこれまで、沖縄県内の中小企業や小規模事業者、小さなお店などへSEO対策で実践した経験から「これはオススメ」と思ったことをまとめてみました。

名刺やチラシやパンフレットの活用

リアル営業でよく使う名刺やチラシやパンフレットには、指名検索してもらえるように、
「●●株式会社」で検索!
「主力商品名」で検索!
と掲載することおすすめします。
覚えてもらいやすい名前にする
よくあるケースが、英語やイタリア語、フランス語などの横文字で読めない、発音できないような店名や会社名、商品名を使っている場合があります。

そうなると、お客さんが指名検索するときに、
・店名・会社名が思い出せない
・間違った名前で検索
・紙に書いているが読みづらいので検索を断念
といった、指名検索の機会損失することがあります。
このようなケースになっているようなら店名や会社名、商品名を見直すことをおすすめします。

クチコミや紹介しやすいようにコンテンツを用意する

良い商品であることは大前提ですが、商品やサービスを利用したお客さんがクチコミや紹介しやすいように、コンテンツを用意することは重要です。
・商品の価値や選ばれている理由などを紹介したページ
・表彰された実績や業界での実績などのページ
・お客様の声や成功事例などのページ
・SNSでシェアしやすいようにOGP画像や説明文を掲載
・自社のSNSから情報発信をコツコツ発信する
といった対応をすることで、クチコミや紹介をしやすい状態になると思います。まずはできるところから対応することおすすめします。

指名検索を実際に自分の目で確認する

社長さんは、パソコンやネットに詳しい社員やスタッフに丸投げしないことは必須です。社長自らパソコンやスマホを使ってGoogleやYAHOO!、Bingで指名検索をしましょう。そして、検索結果に自社の会社名や商品・サービス名がどのように表示されるか「見出し」と「説明文」をしっかり確認しましょう。改善が必要なら社員かホームページ制作会社に相談して対処しましょう。

指名検索で1ページ目の上位に表示されない場合

指名検索でGoogleやYAHOO!で1ページ目に表示されないことは、ネット集客で致命的な状況です。
ホームページに詳しい社員やホームページ担当者に作業をさせても良しですが、ホームページ制作会社へ相談して多少の費用をかけてでも対応する方をおすすめします。
専門家に任せた方が、より良く早く改善できます。SEO対策の提案などもあるかもしれません。
餅屋は餅屋ですから。

いかがでしたか? 今回は「指名検索」について紹介しました。これでSEOからの集客と問い合わせ数アップできますね。まずは実践してみてください。

PS. 検索エンジンからの集客は「SEO内部対策」「SEO外部対策」「キーワード選定」「コンテンツマーケティング」「コンテンツSEO」といった初心者には難しい対策がもろもろあります。その施策についても別のBLOGで紹介したいと思います。