そもそも「良い広告」とは? 広告の判断基準を持ってますか?

先日、取引先のとの定例ミーティングで、広告の目的について話し合う機会がありました。「良い広告って何?」の話題に。私は終始聞き手になってディスカッションが円滑になるようパイプ役に徹していたのですが、みなさん、立場によって意見はバラバラでした。

広告選定作業のイメージ写真

「良い広告」がわかれば、「悪い広告」が見えてくる。

      「目に止まる」「気づいてもらう」
      「行動する」「反応がある」

これが「よい広告」の答え? だれでも知ってますよね。当たり前ですよね。これぐらい常識だよ、と思っている方が大多数だと思っています。しかし、私が関わるホームページ制作やインターネット広告の現場では、

「この写真はちょっとイメージと違うな」
「この色じゃなくて、違う色でやってみて」
「何か違う、パッとしないな」

といったようなイメージ、見た目のことが話題の中心になります。

あれ、この広告の目的は? どんな方がターゲット?

イメージ、見た目のことだけならまだ大丈夫です。ヤバイのが「ターゲット」が抜け落ちた「自分本位の主観」で、広告の選定判断を議論するケースです。これがほんとに怖い・・。

大概、ホームページや広告のデザインが仕上がってくると、社長や担当者の主観で意見が飛び交い、肝心な
「お客様(見込み客)の目に止まるか?」
「お客様(見込み客)が反応して行動するか?」
といったことから脱線します。しかも十中八九といった確率なので驚きです。

中小企業の広告はイメージ広告よりも、「目的」と「結果」が全て。

大企業ならブランド広告やイメージ広告でもいいと思います。広告予算もたっぷりありますし。でも中小企業、小規模事業者は限られた予算の中から絞り出して広告を出すはずです。「目的」が曖昧で、「結果」が分からない広告に大切なお金を使うより、理想のお客様(見込み客)の「目に止まり」「行動する」広告を出しましょう!

広告を出せば直ぐに、良い広告の手法が見つかり、集客できて、売上が倍増!といったステキなコトはすぐできるわけではありません。残念ですが・・。 思考錯誤を繰り返し、効果検証をしながら、何度も何度もトライして、やっとたどり着きます。 さらに、せっかく手に入れた「良い広告」も、しばらくするとマーケットが変化するので、次第に反応が悪くなってきます。ですから、常にテスト、テスト、改善、改善の繰り返しです。この仕事、結局は、継続は力なりです。

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