去年から国内の大手企業がこぞってフィーチャーフォン向けの対応を終了しています。2015年11月には、スターバックスコーヒージャンパンも2016年2月末に自社Webサイトがフィーチャーフォン向けの対応を終了する旨、案内がありました。
https://www.starbucks.co.jp/notice/20151446.php
ガラケー(フィーチャーフォン)とSHA-2証明書。セキュリティ上、重要な関係とは?
ガラケー(フィーチャーフォン)を持っている方も少数派ではあるがまだ利用している状況。今回案内したスターバックスのような大手企業がガラケー対応を終了する背景には、SSLサーバー証明書との関係があります。
これまで、SHA-1というアルゴリズムを使ったSSLの暗号化が広く利用されていたのですが、SHA-1の脆弱性など色々な問題があり「SHA-2」へ移行します。ガラケー(フィーチャーフォン)の多くが、SHA-2証明書に非対応となることが大きな要因です。
SSLの暗号化は、個人情報を入力する際、とても重要な通信手段です。その暗号化に対応できない機種が増えるガラケーをサポートしないことは当然といえば当然ですね。
「安心、安全なWeb集客」でユーザーから選ばれる企業に。
Web集客に関心がある方にとって、今回のテーマから学べることは、「安全」「安心」というキーワードです。
スターバックスのお知らせでは以下のことが掲載されていました。
『通信の安全性を確保のうえ、更なるサービスの拡大を検討するために』フィーチャーフォン用ホームページを終了いたします。
当たり前のことですが、インターネットの世界だけでなく、アナログツールなどで、お客様の個人情報ななどを収集、蓄積するとき、同じような配慮で対応するこが重要です。その配慮は、利用するユーザーが敏感に感じ取り、競合他社との選択のひとつ重要な要素になると私は思っています。