理想のお客様から、選ばれる理由となる独自の「売り」や「魅力や強み」があると、ライバルとの競争で有利に戦えます。
もし、その選ばれる理由がないと、「その他大勢」との「安売り勝負」か「お願い営業」といった悲惨な競争に。
「その他大勢」との「安売り勝負」か「お願い営業」にならないように、理想のお客様から、選ばれる理由となる独自の「売り」や「魅力や強み」について、考えていきましょう。
会社のことを一番知っている社長自身に問いかけてみる。
いつも、どこにいても、寝ても覚めても会社のことをいつも考え、心配しているのは社長であるあなた。一番会社のことを知っているから、選ばれる理由となる「売り」や「魅力や強み」が直ぐ言葉としてでてるか?
答えはNOです。
なぜなら、一人の人間として、質問してみましょう。
「自分の長所は?」
納得する答えが直ぐでる方は、少数だと思います。この質問をして即答した方に、会ったことはまだありません。
では、もう一度、質問します。
「御社の売りは?」
すぐ、出てきましたか?
ベテラン社員・スタッフなら知っているかも。
同じように、社員やスタッフに聞いてみましょう。
「我々の売りは?」
たぶん、「よそよりも安い」「どこよりも機能が・・」といった意見がでてくると思います。独自の売りではなく、「より良い」といったライバル会社との比較になります。これだと、常に比較競争になるので、独自の売りとは言えないです。この立ち位置での勝負、中小企業にはきつです。
世界中の知識が集まるインターネット(Google)で検索。
検索キーワード次第では、多くの役立つ情報が探せるかもしれません。しかし、参考程度までの情報で、答えは見つからないと思います。
人間も会社も同じで、すべての条件が同じ会社はないですし、目指すことも違うと思います。しょせん他人のメッセージです。
(解決策)どうやれば、自社独自の売り「魅力、強み」が見つかるの?
その答えは、この記事のタイトル通り、「お客様の声」です。直接聞いた方が一番で、間違い無しです。
私も長年取引ある会社に、恥ずかしながらも、小さな声で聞いて確認しました。
「いつも足を運んでくれて、じっくり話しを聞いてもらえる安心感」
これが、弊社の選ばれる一番の理由でした。「え〜、こんな単純なこと」と想定外の答えに驚きました。
7〜8年前のことなので、今は、自社の強み、独自の売りは多少変わってきてます。しかし、その当時、最高の答えでした。商談や打ち合わせなどで、この安心感をつよく意識して話したり、対応したりしていました。
恋愛に例えると、もっとイメージできます。
男性なら奥さん(または彼女)に、「なぜ僕と結婚したの?一番の理由は何?」と質問すると、照れくさそうに、いくつかあなたの魅力がでてくるはずです。
結局、自分のことは見えづらい。だから自社のことも見えづらい。
【結論】会社の独自の「売り・強み」を見つけるなら「お客様」に直接聞きましょう。
あと、お客様の声を集める方法は、いくつかあります。そのことについては、別のブログで紹介します。やり方(伝え方)間違えると失敗します。特にクレームをひろってくると悲惨な目に会いますから、気をつけてくださいね。